子どもに「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と言われた時、になんて返すか。巷でこの話題が取り上げられていて、某有名ブロガーも話題にしている。
http://mubou.seesaa.net/article/272799592.html
ちょっと前、「子どもに「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と言われた時、「こんなことも出来ないお前は何の役に立つの?」と返すのが最強」とかいうコピペをみて、心底アホかと思った。まさか親や教育者が本気にはしないと思うが、こういう一言は容易に知性を殺す。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51802268.html
まぁ前述の有名人たちの意見は置いておいて、もし俺が自分の子供に「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と聞かれた時に何て言うか考えてみた。俺、結婚もしてないし、子供もいないんだけどね。童貞じゃないけど。
まず「お前が勉強していることのほとんどは実社会では役にたたない。せいぜい役に立つのは中学校でやる内容くらいまでかな。」と答える。
じゃぁ役に立たない勉強をなぜしなければならないのか?
俺は「物事を学ぶための方法を習得している」と答えたい。
人間は死ぬまで何かしら学んで生きていく。つねに何かから学習しながら生きている。特に社会人となって仕事をしていく上で、時間の無い中で効率的に学習してゆくことは非常に重要だ。実社会ではその学習能力と学習効率が高いほど、優秀とされることが多い。興味の無いことであっても学習しなければならないことなど山のようにある。前述のブログにも書かれているけれど、子供が「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と聞いている時点でおそらく対象学問に対して興味はゼロなのだろう。しかし、この興味ゼロ状態で学習しなければならないシチュエーションこそ「興味の無いことであっても学習しなければならない」ことを事前に訓練する絶好のチャンスなのだ。そしてもう一つ、学習能力と学習効率の力量を推し量る手段として、実際の学習から得られた知識量や記憶量を算定してみることが最も確度の高い方法であるという点。それが、いわゆる「テスト」ってやつだ。つまり「君たちは役に立つ知識を得るために勉強をしているわけではない」ということになる。つまり、学校の成績が良いということは「いかなる分野であっても学習能力と学習効率が良く、新しい事をより早く正確に吸収して実践できる」ことを証明している。さらに付け加えれば、学習能力と学習効率というやつはてっとりばやく身に着けられるものではなく、長い年月をかけて研鑽していくものであるということ。それを約16年という教育期間で身につけていくのだ。
「わかったか?わかったらグダグダ文句いってないでやることやってこい!!」
・・・・・以上!!